〈自然農的農業のすすめ〉その5〜選別・種採集編〜

加藤さんの田畑からの風景。空気が美味しいです。

 無事リニューアルオープンしたゆとりですが、妻のデザイン業、店主の音響業、二人の子供の育児やらなんやかんやで忙しく、あまり変化無くリスタートする事になりました。少し変わった事は床に柿渋を塗ったので匂いが少し残っている事と、吊り棚を外したので、センターテーブルを移動しやすくした事です。湖西で料理教室や勉強会、展示場所などを探しておられる方おられましたら是非ご相談下さい。

 さて、冒頭でも触れたましたが、店主は音響技師という仕事を以前は生業にしており、師匠がいます(その界隈では有名な方です)。そんな師匠も随分前から自然農法で米を育てておられていて、植える時期や収穫の時期に「お手伝いしましょうか?」と聞いてみると「植えるとか収穫だけが忙しいわけじゃない」とお答えが帰ってきました。そうなんです。加藤さんの田畑をお手伝いする様になって、まず驚くのはこまごまとした作業が余りにも多いという事です。除草薬を使わない場合は草刈りだけでも相当時間と体力を使うと思います。そんな細かい作業のひとつ「選別」が本日のお題です。

到着時には南部小麦を蒔く準備で畑を焼いておられました
 約束の時間に少し遅れて9時半に加藤さんの田畑に到着です。加藤さんは既に作業開始されておられました。南部小麦の種を蒔く為に一度畑を焼いているそうです。
私のする作業は収穫して枝のついた状態のたかきびを種の状態にする為に手で枝をしごき、枝と実に分ける作業です。

たかきびを枝と実に分ける加藤さん。これが種になります

 お店に加藤さんの育てたたかきびを置きたいのですが、今年の収量は売るほどは無いとの事なので来年に期待です。その為に必死で枝と実を分けていきます。慣れてくると手を動かしながら雑談できるので、同世代で出身地が同じ加藤さんとは移住者の立場も似ているのでついつい無駄話が進みます。10時半には種として撒ける状態まで作業できました。

 こんな事や
こんな事をして更に選別していきます
 続いて南部小麦の分別です。これが相当硬くて手が痛い作業です。穂先から下にしごくと実が落ちやすいです。でも、そんなコツを理解出来ても手は痛いしずーっと座り仕事なので腰にきます。加藤さんは身体が丈夫で腰を痛めた事が無いそうで、身体を動かしている人は丈夫になるんだな、と思いました。

南部小麦を叩いて実を出す加藤さん。私事ですが同じ靴下持ってます。
 お昼はいつもの様にお弁当をいただきます。今回のお弁当はゆとりでもお取り扱い始めたイセヒカリの新米です。個人的には玄米で食べたいのですが、息子が便秘したり、娘の離乳食としても食べさせたいので我が家では白米で頂いています。食べ応えある本当に美味しいお米です。陸羽132号ともどもおすすめです!
 そして今回も珈琲も淹れたのですが、今日は店番をするのでタイムリミットがあり、焦っていたので少し傾斜のある場所でお湯を沸かしていました。が、沸騰直前にグラグラと薬缶が揺れてそのまま落下し、お湯を地面にぶちまけてしまいました…。けれど水筒に一人分だけ水が残っていたので加藤さんに珈琲を淹れました。美味しいと言っていただけたのが救いでした。
 昼食後すぐに作業再開です。いつもより早く店に戻る必要があったので結構急いで作業を続けるも、腰が痛くて姿勢を変えたり、手が痛くて休憩したりと、自分が立てた目標量を選別出来切れずに本日の作業終了となりました。

 一応種として撒ける状態の南部小麦

 目標量には達せず。お手伝いの人手が増えると全部出来て種まきまで出来たかも

解りにくいですが選別した枝や莢(さや)など。結構頑張ったんですが時間切れで終了
来週は11月19日(木曜日)に加藤さんの畑(大津市と高島市の境の鵜川)にお手伝いに行きます。

作業としては収穫できれば収穫と間引きをメインにする予定です。個人的には来年の田植えの際に10人位の人手があれば楽しく作業できるのではないかな?と思っています。やはり自分が少しでも関わった作物には凄く愛着を持つし、農や食に対する意識も高くなり、同じ想いを持つ人が集まり語り合う事が大切だと思っています。是非、肩肘張らずに農の輪を拡げて行きましょう。

メールをいただければ集合時間や交通手段などご相談いたします。
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